峠のディーゼルカー

久々にプレイして、なんとも言えず懐かしくなりましたー!
ドット絵に凝っているのは昔も今も変わらず今野の真骨頂ですけど、今見るとちょっと荒いですね。手直ししたいところは山ほどあるけど今更今更。

だいたい10年ほど前に作ったパズルゲームでNECPC-9801シリーズ用ソフトです。
まだ「電車でGO!」が出る前で、鉄道ネタをどこまでゲームに組み込んでも受け入れるか判らず、いろいろ考えた末の形でもあります。
2000年になってから、WIN用98エミュレータの本「Anex86オフィシャルガイドブック」(秀和システム/絶版)
http://www.shuwasystem.co.jp/books/wwwsrch/cgi-bin/content/0065/index.htm
に収録されて本も頂いたんですが、今までずっと眠らせてました。
ふと思い立って、98の実機経由でDOSを移し、プレイしたのでした。

当時の技術力も人的リソースもあって音も無し効果音も無しで、ゲームの方もいまいち練りこみが甘いんですけど、なんかこうまっすぐ前を見ていたような今には無いエネルギーを感じますな。

ちなみにソフト自体は今でもVectorからダウンロードできます。良ろしければどうぞ。
http://www.vector.co.jp/soft/dos/game/se041814.html

まあ完成度はともかく、今からでも結構見所があって、懐かしいだけじゃないのが嬉しかったです。
画面はきちんと描かれていて、ぱっと見たときに「世界の空気」がきちんと感じ取れましたし、ランキング画面やクリアデモが意外と凝っていて楽しかったり。
そうそう、このゲームにはネームエントリーも含めてディーゼルエンジンで走行する車両しか登場していません(笑)。ディーゼルカーの連結の自由度を利用したゲームですので、とことんこだわっている訳です。変なところにマニア向けエッセンスがこめられています(苦笑)。

そうそう、さきほどの「Anex86オフィシャルガイドブック」にはINASOFTの往年の名作「MAX BRASTER」も入っていますよ。MAX BRASTERの開発に携わったNOCHI氏と話している時に偶然判り、二人して驚いた次第です(笑)。
今ではこうして同じサークルで活動しているわけですから、なんとも縁とは不思議ですねぇ。