上を向いて歩こう

 数年前に読んだ本の一節に、人の目を見ながら話すのが辛ければ、その人の口を見てればよい的な事が書いてあった訳ですよ。相手からみれば、それで十分目を見てるように見えるから、と。今野は小心者ですから、それはいい!と乗った訳です。
 ええ、楽でしたよ。確かに。
 だけど数年そんな生活してたら、まるで人の顔が見られなくなってました。俯いてばかりで人との関係も希薄になって行くしまつ。
 空。そんなこんなでここ最近は見上げてませんでしたが、いざ見上げてみると、ビックリするほど気が晴れて行くものですね。青々とした晴ればかりでなく、白い晴れ間も曇り空も雨の日も。表情を様々に変える高い空がそこにはあります。
 顔の角度が変わってきた感じがしてきました。
 また人の顔を見ながら会話してみようと思います。
 きっかけをくれたある歌に感謝。